恋はからまわりからカラカラ!?

恋のからまわり

２月末に高井ジロル氏から直接頂戴した自著である『恋のからまわり』（現代生活様式学会[大岡まさひ・高井ジロル]/著、扶桑社/刊）を遅ればせながらも紹介させて頂きまするぅ。（発刊おめでとうございます♪）

純愛をテーマに、男だったら一度はあれこれ妄想してしまうであろう事例を、童貞的な視点から選定＆ネーミング＆分類された、恋に恋焦がれる時代ならではの甘酸っぱさが凝縮された青春バイブル的な一冊である。

なーんて前置きはさておき、頭空っぽ状態で存分に楽しめ、かつ大人の嗜好品的な仕上がりとなっております。その小気味良いテンポで読ませる構成にはいつもながら感服させられました。僕は電車での移動中に読んでいたのですが、畳み掛けるようなジャブネタから要所での右ストレートネタという流れに、車内の人目も気にせず思わずニヤニヤしてしまいましたとです。“おたまじゃくしと15の夜”にはやられました〜。

また、川崎タカオさんによるイラストも見応え十分！　全編通してチョビ髭紳士風の童貞キャラクターがフューチャーされているのですが、その童貞とは一見かけ離れた風貌からは想像できない妄想はっちゃけ振りに、読み終わったあとには愛おしさすら感じてしまうくらいの存在感を醸し出しています。約半分のページがカラー印刷という豪華さも相まってイラストを眺めているだけでもハートウォーミング。

ちなみに今週号の『SPA!』巻頭特集“美女研究所（ラボ）”において、本書の妄想ネタをベースにアイドル早見あいチャンが体当たりグラビアを展開しているのでこちらも要チェキラ〜！