山本さーん!

いるみ

いるみ

SAI

SAI

近所のTSUTAYAでレンタル半額キャンペーンに乗じてCDをバカ借りする。最近CD購入ペースを自粛していたこともあり、深夜の店内を小一時間巡回してよっく吟味した上でレンタル用のカゴをいっぱいにしてやった。そんな小市民的行為に大きな幸せを感じる自分にイェーイ!


レンタルリストの中には、これまでずーっと気になっていた山本精一さんつながりの羅針盤ROVOのアルバムがあり、これらはこと更期待度ムンムンで借りた。自宅で一聴してその期待度は満足度マンマンとなった。


山本精一さんの歌声はこれまで聴いた事が無かったのだが、その声の印象としてまず浮かんだのが大滝栄一さんであった。素朴で誠実そうな声だなぁと。激情的なエモはない。でも、ナチュラルに感情が伝わる声だ。


羅針盤についてはサイケバンドってイメージがあったが、Yo La TengoのようなUSインディーロックのローファイ感、そしてGreat3のような日本語詩にも重点を置いた極上ポップネスとがうまく昇華された音楽という印象を受けた。


ROVOについては今回借りたものはトランシーでスペイシーなのとは違い、セッションジャム的要素が強く、期待してたのとははずれてしまったのだが、これはこれで生音のグルーヴ感が抜群に良い。こういうインストナンバーに羽鳥美保さんのようなユルーいVo.が乗っかってたら気持ち良いだろうなとふと思った。